乗用車の座席はコンパネで快適なベッドに♪

キャンピングカーを買ったりキャンピングカー仕様にしなくても、普段使いの車で車中泊できないかな?

と考えている方は多いのではないでしょうか。

コンパネをシートに敷けば快適なベッドに早変わり

最近はシートがフルフラット仕様になる車も多いですが、結論から言うとそのままでは快適な睡眠は得られません。

シートの凹凸をタオルなどで埋めてその上にマットを敷いても、凹凸の程度が和らぐだけで長時間・長期間の睡眠ではかえって体のへんなところを痛めてしまうこともあります。

車のシートを自宅のベッドと同じような快適な寝心地にするためのポイントはひとつ、

人が寝ても完全にフラットな状態にすること

これを実現するために、コンパネと呼ばれる合板材を準備します。

厚さ12mmのコンパネ

コンパネの入手と加工および設置のポイント

木材コンパネは木材を扱っているホームセンターであれば入手できます。

厚さは強度を保ちつつも重すぎない、10mm~12mmくらいの厚さがおすすめです。
フルフラットにした状態のシートの縦横のサイズを測っておけば、ホームセンターでカットしてもらえますが、いくつか気をつけておきたいポイントがあります。

木材コンパネ加工のポイント
◇車内のボディ両側面とコンパネとの隙間を1cm未満にする(指が入らない程度)
◇コンパネは持ち運びや収納がしやすいように2分割~3分割にする
◇コンパネの社内での収納場所を想定しておく

寝ている最中にコンパネが寝返りなどでずれてしまうと、思わぬケガをする可能性もあります。

コンパネの前後方向(車の前後方向)はシート位置や車の形状によって位置決めしずらいので、コンパネは車内の左右方向でずれがおきないようにサイズを決めましょう。

それとある程度サイズが決まってしまいますが、プラスチックやポリプロピレン素材がベースの軽量かつ高剛性なパネルもあるので、いくつかのプラスチックパネルを敷き詰めてちょうど良いサイズになるならば、こちらも検討してみましょう。

ただし、プラスチックパネルもあまり枚数が多くなってしまうと寝床がフラットでなくなってしまうので注意してください。

コンパネの下にシートの凹凸を埋めるクッション、上に好みの硬さ・厚さのマットを敷き、コンパネとボディ両側面の隙間を座布団などで埋めて固定すれば快適な寝床の完成です。

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