間違いやすい敬語

2017年8月9日

敬語には相手の行動や動作を敬う「尊敬語」、自分がへりくだることで相手に敬意を表する「謙譲語」、ことばそのものを丁寧にする「丁寧語」があり、この三つを使い分けるのが重要になってきます。

特に「尊敬語」と「謙譲語」は取り違えやすいので注意を払いましょう。

尊敬語と謙譲語

尊敬語謙譲語
言う・○○様が言われておりました
・○○様がおっしゃってました
・家内が申しているように
・○○も申していました
聞くお耳に入ったようで意見を拝聴させていただき
見る・私どもの商品をご覧になる
・ご高覧くださり
拝見させていただきました
思うあなたのお思いになったとおりお元気のことと存じます
行く・行かれました
・いらっしゃったアメリカに
・主人が参りまして
・うかがいまして
・参上して
来る・いらっしゃる
・お見えになる
・家内が参りまして
承知する・ご承知くださって
・ご承知おきくださって
・承らせていただきます
・かしこまりました
送るお送りくださって送らせていただきました
断る・今回はお断りになった
・申し出をご辞退されました
・お断り申し上げます
・ご辞退させていただきます
食べる・お召し上がりになってみてください
・もうお上がりになっていらっしゃると
・いただきました
・おいしくちょうだいしました
するお訪ねなさったそうでお訪ねいたします
いるそちらにいらっしゃるこちらにおります

いろいろな丁寧表現

通常丁寧
・いま
・ただいま
・すぐ
・さっそく
・ちょっと
・あとで
・○分ぐらい
・今回
・今回
・この度
・少々
・のちほど
・今日(きょう)
・昨日(きのう)
・明日(あした)
・あさって
・本日(ほんじつ)
・昨日(さくじつ)
・明日(みょうにち)
・明後日(みょうごにち)
・今年(ことし)
・来年(らいねん)
・本年(ほんねん)
・明年(みょうねん)
様子・どんな
・どのような
・いい
・けっこうな
・どう
・いかが
・誰
・どなた

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